双身毘沙門天尊像について調べてみました

赤不動明王院の一門に入ってから、双身毘沙門天さまという仏さまがいらっしゃることを初めて知りました。
最初は見た目で「なんとカッコよく勇ましい仏さまなのだろう」と惹かれたのですが、學びを深めていくうちに、秘仏と言われている双身毘沙門天様にも、様々なお像が存在することを知りました。

知れば知るほど、それぞれのお像に違いがあることが興味深くなり、自分でも調べてみたら止まらなくなりました。
まだまだ不勉強な私ですが、師僧から教えて頂いたことを元に、違いを比較検討してみました。

二分割の画像左側がネットで探した双身毘沙門天さまで、右側が赤不動明王院オリジナルの双身毘沙門天尊像です。


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背中合わせの一枚。
足がくっついている左側と、台座に固定されていない自走自在の右側。

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毘沙門天尊像。
合掌をしている手を下ろしている左側と、独鈷を持つ右側。

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吉祥天尊像。
胸元で合掌している左側と、合掌し輪を持つ右側。

あなたの審美眼は、あなたの心になんと語り掛けていますか?



# by jiyuu-fudou | 2017-04-23 14:00 | 慈優からの手紙

宇賀神尊像について調べてみました

日頃、赤不動明王院の宇賀神さまはいつも拝見しておりますし、日々お勤めもしているので見慣れております。
私のなかで宇賀神さまと言ったら、赤不動明王院の宇賀神さまなのです。

ただ、他にどんなお像があるのか気になって調べてみました。

すると、ひとくちに宇賀神さまと言っても様々な違うがあることに気付きました。

参考資料として、ひとつの画像を作ったので貼り付けます。

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上段が、赤不動明王院オリジナルの宇賀神尊像です。
下段は、ネットのオークションで見つけた宇賀神尊像です。


こちらをご覧の方は、上段と下段でいくつ違いが見つけられましたか?
お探しになってから、下の枠内をご覧下さい。

・表情の違い~笑顔か怒り顔か
・とぐろを巻いている方向~右巻きなのか左巻きなのか
・うろこの違い~蛇のうろこ(ぴったり隙間なく平らに詰まっている)か、龍のうろこ(一枚一枚が立体的)か

宇賀神法は「福徳円満」です。

みなさまもお仏像をお迎えされる時には、様々なものをよく比較検討されてからにして下さいね。
それは単に値段のことだけではありません。

ちなみに下段の左の宇賀神さまは、235000円。下段右の宇賀神さまは99000円でした。


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# by jiyuu-fudou | 2017-04-23 07:00 | 慈優からの手紙

比較対象

あなたは買い物をする時に、同じ様な物があれば見比べませんか?
当たり前に比べて、品定めをするでしょう。

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しかし、比較対象が無い場合、あなたはどうしますか?
感に頼りますか、其れとも迷わず買いますか。

私は知識を蓄え、自身の価値観を持って事に臨む性格であります。

例えば、若い頃、法具、仏像の真価を學ぶ為に、有名な仏師の工房を訪ね、真摯に教えを請いました。
法具を學ぶには、有名寺院の宝物展に足繁く通って、実物を見て、法具師さんの工房で教えを請いました。

全ては、今日を築き上げる布石だったのです。
私の考え方の根本にあるのは、本物を求める姿勢にあるのです。

私のお願いしている、仏師、仏具師は、頑固一徹。
仕事に於いて一切の妥協が無い。

今朝、依頼中の御厨子の進捗状況を確認しに行くと未完成なのである。
仏具師に尋ねると、納得出来ない部分を再度作り変えるとの事。
私が、完成を楽しみにお待ちしている方々の為にも早くと言うと、仏具師が一言、「納得出来ない物は出せない。お待ちの方には申し訳ないが、作り直す。」と、一点張り。
取り付く暇もなく、私は帰路に着いたが、よく考えれば誠にもって有り難い話であります。

木は生き物..... 反りも割れもある。
それを木と折衷し、作り上げる。
仏師、仏具師には頭が下がります。

私の様な貧乏寺の住職の話しを真っ向から引き受け、一心に取り組み、不動明王尊を彫り上げ、不動明王尊に御入り頂く、白木の御厨子の製作は、誠に大変であります。


この念持仏を家に祀り、幾久しく、礼拝される方々の為に、少しでも丈夫な御厨子を作り上げる、と言う、仏具師の心意気は正に不動....
昨今は、大量生産の渦があらゆる所で渦巻く中、黙々と御厨子の製作に力を注ぐ、老仏具師中に男を見、凄まじい気迫を感じました。

密教14「素晴らしき職人魂 仏師 仏具師」より抜粋

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赤不動明王院所蔵 割五鈷杵


本物があるのに、何故、入手する努力をしないのか?
私には、理解する氣はないのが、正直な気持ちです。

傲慢と言われようと、私はこの姿勢を貫き通し、弟子に伝えていきます。

密教を志して早四十年を越し、言える事は、本物を探し、見極めるには、生半可な事では、見つける事も手に入れる事も至難の技です。

しかし、密教の開祖、弘法大師空海は、私達に遺産として本物を残してくれているのです。
では、何故出回らないのか?

日本人の権威意識が、邪魔をするのである。
京都の東寺に行けば、お大師様の法具は展示されて居ます。

其れに従い、製作すれば良いのです
《型を作り復元するには、多額の費用が必要です》
私は、僧侶の仕事の他に工事現場で働き、コツコツ貯めたお金で、型を頼み、法具師に依頼し、完成させ入手して参りました。

密教 373 私が本物にこだわる訳より

貧しい家に生まれ、父母亡きあと僧侶に成り、乞食坊主と揶揄されながら生きた時代。
自分の法具も法衣も無い、古い物を譲り受け、しのいだ時代もありました。

眼力、良い物を見極める事は、眼を養い、知識を蓄え、本物を見極める眼を培います。

どうせ、手に入れるなら本物を求める姿勢こそが、次へのステップに成って行くのです。

妥協し無い生き方にも繋がると考えます。
働き、得たお金は、貴い物。
無駄にしないように使うのも大切な事ではないでしょうか。
全て、物を大切に考えれば、本物はあなたの前に現れます。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝


# by jiyuu-fudou | 2017-04-23 06:00 | 永作先生からの手紙

金剛山赤不動明王院 後藤慈優~2015.3.03真澄心理開発研究所を立ち上げました。


by 後藤慈優
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