カテゴリ:弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた( 9 )

ご本尊さまの好物

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弟子入りする直前のことです。
私は地元の寺の茶店で、店頭ショーウィンドーに飾られていた不動明王像を5000円でお迎えしました。
折しも、赤不動明王院ブログでは立派なお像をお分けします。と画像がアップされておりましたが、当時の私にはとても手が出るものではなかったのです。

それでも、ようやく自分の為だけにご本尊さまをお迎えできたことが嬉しく、先生にメールでご本尊さまの写真を送りました。
すると『君の信仰心に打たれました。遠隔で開眼してあげましょう』という運びになり、お舎利を送って下さいました。

それから、私は貧しい暮らしの中で、質素な供物や野の花を一輪挿しでお祀りするようになりました。

そんなある日。
私はふと思いついて、ご本尊様に話しかけてみました。

『ご本尊様のお好きなものはなんですか?高いものは差し上げられませんが、ご本尊さまの喜ぶものを買ってまいります』

すると瞬間的に、心の中にある言葉が飛び込んできました。

だん…ご

え?

だんご

だんごですか?
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私はその前に先生から『天部の仏への供物は注意が必要である。師僧』というメールを頂いていました。
当時、聖天さまには歓喜団。という事を調べて知ったばかり。

もしかしたらそれに引きずられているのかな?とは思ったのですが、心に浮かんだ通りお団子を次の日に買いました。
何故か、お供えしたあとのご本尊さまは笑っておいでのように感じました。

私には霊能力はない。と言っていた友人は、私がご本尊さまから好物が団子だと聞いた。という話をしたらバカにしたように笑いました。
その笑われ方が、少し悲しくて傷ついたのですが、やはり私の思い込み・思い過ごしの類かな?とも思う自分がいました。

ですが、ご本尊さまにお団子を差し上げた後にはいつも小さな嬉しい出来事がありました。
ご仏徳を期待してお供えしていた訳ではありませんが、自分なりに確信しました。

やはり、ご本尊さまはみたらし団子がお好きなのだと。

後日、先生にその話をしたらビンゴでした。
『ああ、そうだよ。ご本尊さまはお団子が好きなんだ。あまり人には言わないけどね。わかったのか。そうかそうか』と。

ですから、それ以降も、お団子を見かけると、安いものであってもご本尊様へ。という気持ちで買い求めることが多くなりました。
今では、何か良いことがあったときには「ありがとうございます」の気持ちでお供えさせて頂いています。



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by jiyuu-fudou | 2017-05-20 21:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

謎の兄弟子ジザイ

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弟子になって数カ月。
しきりと、私に話しかける声を感じるのです。

声を感じる?
ちょっと違和感のある表現ですよね。

私は霊的な五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)情報を、そのまま聞いたり見たりするのではなく、「感覚としてとらえる」という形で情報処理していました。
以前は、実際に見えたり匂ったりするときと、「青だと感じる」とか「~の気がする」という時とが、まだらに存在していました。

また、色や匂いに音や振動も感じます。
素敵な色や芳香の場合には、感動が多重になるので幸福ですが、そうではないときは神経がすり減ります。
誰かとこの感覚を共有したいです…。

閑話休題。
しかし聴覚に関しては、耳で聞いているというよりは心に直接語り掛けられているように感じることが多いです。
その時もそうでした。

声の主は男性で、とにかくある名前を繰り返し繰り返し私にささやきます。

ジザイ…ジザイ…。
うちの一門は、みな名前の頭に「慈」がつきます。
だから、漢字としては「慈在」だろう。と予想しました。

私は、新弟子を法力の強い兄弟子がからかっているのだと思いました。
「お前さんがどれほどのものか、ちょっとお手並み拝見だぜ」みたいな(笑)
密教漫画にもありましたよね、こういうくだり。

しかし、何の目的があって?
わたしは気づきましたよ。
意図を教えてくれてもいいじゃないですか。
いま、私の様子を霊視してほくそえんでいるんでしょう?
でも、ちょっとしつこい!!(怒)

イラッとしてきたので、先生に尋ねました。

あの、兄弟子に慈在という方はいらっしゃいますか?
ジザイ?そんなものはおらん。どうした?
最近、私に対してしきりにジザイ、ジザイという名前で呼びかける声を感じるんです。
弟子ではないのなら、一体誰なんですか?


そのあと、先生は想定外の答えを口にしました。

慈優よ。それは聖天さまだ。

はぃ?
てっきり、お前は低級霊にもてあそばれている。しっかりしろ。
と言われるのだと思っていました。
もしくは気のせいだと。

聖天さま???

おかしいなぁ。聖天さまはあまり人間にちょっかいを出す仏さんではないんだがな…。
でも、聖天様にはあまり近づくなよ。分かったな。


はい。
(そんなことを言ったって、私から近寄ったわけではありませんよ?向こうから接触しておいでなのですが、その場合どうしたらいいのでしょうか)
※赤不動明王院は聖天寺です。

先生から「近寄るな」と言われた聖天さまですが、ジザイさんの正体が分かった数日後のこと。
先生は突然、こう仰いました。

おい慈優。在家聖天秘法の伝授をすることにした。
次第書を作ってくれ。


はい?

じゃ、私に聖天さまがちょっかいを出したのは、伝授をする前触れだったということですか?

聖天さまは霊験あらたかなことでは有名ですが(ほかの仏さまにお願いしても叶わなかったような、無理目なお願いを聴いてくださる)、七代の運を使い切るとか、祀り方が難しいとか、世間一般的には非常にリスキーな仏さまとして有名です。

また、聖天さまは非常に好き嫌いが激しく、はっきりした方だとも聞いていました。

私…好かれている?のでしょうか。
昔から、人間関係でも「気難しい人」とか「面倒臭い人」に好かれるタイプではありましたが…。

慈優よ。お前、聖天法やるか?
聖天行者は独身男性しかなれないと聞いておりますが?
うーん、確かに私は30代で生理上がりましたが…。

だから、いいんじゃねぇか。もしお前が聖天行者になったら、女で初めての聖天行者だな。
…無理じゃない?それは…。
やるかやらねえか、一晩寝てよく考えてみろ。
あ、やります!←即答

よく言った。それでこそ俺の弟子。
他のものは100日行だが、お前だけは1000日行をやりなさい。


げっ。
何だか罠にはめられた気分ですが(苦笑)
承諾した途端に条件変わるなんて…。

職安の募集要項を見て採用されたら、いきなり仕事内容とか就業場所が全然違ってたっていうパターンの奴やないかーい。

1000日をもって初日と成す。それでこそ行者だ。分かったな!!!

返事は、はい&イエスのみ。
そして退路はない。

それが行者の生きる道です。
南無~。

以後100日成満を重ね、5/22でようやく丸1年を迎えます。

その度ごとに、霊的な妨害を受けてきました。
以前もブログに書いたのですが、次回からはその話をまた書いていこうと思います。
あ、その前にご本尊さま絡みの心温まるエピソードを書く予定です。


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by jiyuu-fudou | 2017-05-17 22:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

初めての線香護摩

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一昨年の11月に密教塾生となり、翌年2月に弟子入りしました。
弟子入りしてすぐに、師僧が今まで使ってきた法具等をお譲り頂ける旨の案内があったので、私は南部鉄器の鍋を所望しました。
私は懐が寒かったので、確か寄進額は1万円です。

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師僧から頂いた、線香護摩用の南部鉄器鍋。
使い込まれていますm(__)m


当時、密教塾では線香護摩の伝授希望者を募集していました。
なんというタイミングでしょう。

私はすぐに挙手しました。
それ以降、密教塾で何かの伝授希望者を募る際は、常に挙手し続けて「自分で自分の首を絞めることになるんだぞ。ククク」と笑われる存在へと変貌を遂げていきました。
ついに今年に入ってからは、挙手していないにも関わず、最初から師僧の中で「おい、頭数に入れておいてやったぞ」と言われるまでに。
もうこれ以上、私の首は締めようがございません。
でも、決して嫌とは言いませんが。


線香護摩の詳細については、密教というくらいですからここに書くことは出来ません。
『各自完全履修を目指すように』という、簡潔にしてたとえようもないほど重たい一言に、やや不安を覚えました。

しかし、『伝授を許可します』という通知が来たからには、きっと大丈夫だろう。と自分に言い聞かせて臨みました。
何も知らないというのは強いです。

ざっくりしたやり方は理解できました。
が、具体的に焚いてもいい。とか、何についてやりなさい。とかいう指導はありませんでしたので、流れを押さえるだけなんだろうな。
恐れるほどでもなかったか。と私は、少々落ち着かない気持ちで密教塾の配信を読んでいました。

そんなある日。

私はある困りごとで師僧と電話で話をする機会がありました。
それは、数年間に渡るしつこいネットストーカー行為の被害についてです。

どこの誰とも知れない相手から、ずっと嫌がらせを受けてきました。
私がまだ派遣社員だった頃からの話なので、かなり熱心なアンチファンと言えるでしょう。

その当時は、派遣先の会社の最寄りのバス停で待ち伏せしているから、楽しみにしておけ。といったようなメッセージが昼夜を問わず届いていました。
そのほかにも、私の顔が醜いとか歪んでいるとか、霊が取り憑いているからお祓いが必要だとか。
とにかくメンタル攻撃に終始するような内容が、24時間いつもありました。

またブログのコメント欄へも、「死ね」「生きている価値はない」等を始めとする、口汚く罵倒するような書き込みが続いていました。
あまりにひどいのでコメント欄を閉じると、「逃げるのか、卑怯者」(笑)

メールマガジンで誹謗中傷されたり、ブログで名前を出して罵られたりという事も経験済みです。
こんなとき、何をどこに訴えても何の効果もありません。

相手が疲弊するか、自分が病んで存在を消すまで、ずっと攻撃は続きます。
一番良い反撃は、全く屈しないこと。それにつきます。

仕事でブログ等をしていれば、名前を出されて誹謗中傷されると売上に響き、生活が苦しくなります。
でもそこで負けていたら終わりです。


師僧『護摩を焚きなさい』

行者は自分のことを祈祷してはいけない。
それをすれば行者でいられなくなる。

そう聞いて弟子になりました。
いいのでしょうか?

師僧『私が許可します。やり方を君にだけは教えるが、決して他言してはいけないよ。言われた通りにやりなさい』


という事で、私は焔がマンションの一室で上がることよりも、火災警報器が鳴ることにビクビクしながら線香護摩を焚きました。
焚きました。と書いていますが、実際は全く火が上がりませんでした。

私は今日にいたるまで、その人の名前も、その人が男性なのか女性なのか、何歳なのか、どこに住んでいるのかなどを知りません。
が、その日以降、ぴたりと「その人物からの」誹謗中傷はやみました。


霊が取り憑いているからお祓いが必要と、ストーカーは私に進言してくれました。
その通り、どうやら私は自分で成敗できたようです。


一件落着。
めでたしめでたし?

これが私の密教僧としての、一番最初の実践です。
弟子になって1カ月弱くらいの頃の出来事でした。

そんなことって普通あるんでしょうか?うーむ。


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by jiyuu-fudou | 2017-05-15 21:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

パワーストーンと霊能力

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少し話が前後しますが、これは弟子入り前のお話です。
以前一度記事にしました(今年に入ってからReスタート再び(笑)という事で削除しました)が、もう一度書きます。

わたしは永作先生との出会いは、霊能力がある友人を危険から救いたくて探したことがきっかけでした。
決して自分から密教に興味深々だったとか、僧侶になりたいとか思っていた訳ではありません。
自分に霊能力があるとも思いませんでしたから…。

友人は、自分を霊的な障りから護るため、そして霊的能力を開発するために両腕にそれぞれパワーストーンブレスをつけていました。
私は自分らにそうした力があるとは思いませんでしたし、自らつけたいと思ったり、つけることによって(プレゼントとして頂いたり、アクセサリーとして作ってつけたりはしていました)何らかのおかげを頂いたという経験がなかったので、『これがあることによって自分は… 』という友人の発言がピンときませんでした。

しかし、友人に近づきたい。
その世界観を理解することによって、力になれるかもしれない。
それほど大切に想い、友人の使命に役立っているものならば、深く理解したい。

そう思い、友人がいつもブレスを作ってもらっているところへ私もオーダーをしました。

そこでは作成に当たり
・氏名
・生年月日
・胸から上の写真
・願意

を提出するようになっていました。
おかかえの霊能者さんが霊視をし、その人にあった石を探し、作成してくださるという流れなのだそうです。
そこで私は、『霊能者の友人をサポートし、霊性を向上させる内容のものが欲しい』とオーダーしました。

すると、その作成元から霊視結果が届きました。


残念ながらあなたには霊的才能は皆無です。
霊性の向上?何かお考え違いをなさっているのではありませんか?

あなたのご友人様は以前から大変よく存じ上げておりますが、ご友人様のような方こそ霊的世界でお役目を持って生きてゆかれる方。
その器のある立派な方です。

しかしあなたはご友人様の足手まといにしかならないでしょう。
霊性は低く、また向上心もありません。
才能もないのに、何を特別な人間になりたがっているのですか。
自分をよく顧みて下さい。

あなたはせいぜい下世話な金勘定をしたり、ご友人様の下働きをする程度だという事を自覚された方がいいでしょう。

あなたは霊的世界で働くということを本心では望んでいません。
男性の庇護を受けて平凡な主婦として一生を終えるのがお似合いです。

恋愛成就のブレスなら作成することが可能です。
以下にいくつかのサンプルを添付しますので、これだと思うものがあれば教えてください。

生年月日と顔写真でここまでわかるのですね。
へ~。

随分と手厳しいというか、力強い断定ですね💦

私は友人にこの結果を知らせました。

しかし友人はさも当然…という受け止め方でした。
「この世界は厳しい。命がけの世界。タマの取り合いになる。慈優は(当時わたしはまだ戒名を持っていませんでした)そんな厳しい世界でやっていけるほどメンタルは強くない。自分が守っているから、今はなんとかできてるんだよ。きっと気が狂ってしまうだろうね」

霊能力が自分にはあって、私にはない。
自分は特別な人間で私は凡庸な人間。


そう思い、言いたいのならそれで構いません。

私はせいぜい下世話な金勘定をしたり、下働きに従事するのが相応しい人間?
お金を稼ぐことは下世話で、霊的な使命を帯びて働くことが高尚?

そんなこと誰の価値観?

それを友人としてあなたは肯定するの?
そして私をそんな風に利用して踏み台にしていると認めるということ?


何だよ、その選民意識!!
私はそのことを否定して欲しくて、友人に食い下がりました。

しかし友人は「そんなことだからメンタルが弱いというんだ」と取り合ってくれませんでした。
がっかりしました。

その日私が一人、部屋で泣いていると(心の中でです。私の涙はそんなに簡単に流れません)、師僧から電話が掛かりました。

師僧『おう、どうした。なんだかお前さんの元気がないようだから心配になって電話したぞ』

慈優…かくかくしかじか

師僧『下らん。霊能力なんてなくていいんだ。あんなものあったってどうしようもないわ』

てっきり私は自分のしようとしたことを否定されているのだと思い、更に落ち込みました。

師僧『第一、仏さまはお金を稼ぐことは悪いと言っていない。大いに働いて大いに稼いだらいいじゃないか。働いて稼ぐことが下世話で、霊的な仕事が高尚?くだらん』

会社を興したばかりの私は、とにもかくにもその言葉に一番救われたのでした。

師僧『君の友人は、自分の才能に驕って、大切な君をないがしろにした。それを俺は怒っている。それに、霊能力という点から視れば、君の方がよっぽどキツい』

それから師僧は魂の成長のレベルとか、お役目とか、そういう話を淡々と沢山してくださいました。

師僧『君と私は同じ。霊的に目立つから叩かれる。これから先の人生もずっとそうだよ。存在が目障りなんだよ。だから強くなりなさい。私が導きます。楽な道ではありませんが、ついてきなさい』

…信じられません。
私の脳裏にはハリーポッターの小説がよみがえりました。
あの子も無自覚だったし、生育環境は能力に対して全否定でしたね。
まさに私と同じ状況。

師僧 『それで君は恋愛成就のブレスを作ってもらうのかね?』
いいえ、とんでもない。
私の尊厳を踏みにじるような人のところで、どうして私が這いつくばってお願いしなくてはいけないんでしょうか。

師僧『それでいい。君には私が念珠を作ってあげるよ。楽しみにしていなさい』

念珠…後日頂きました。
四神の彫りに金が流し込んである灰水晶のクラクラするようなブレスでした。

恋愛要素は、ゼロです。
そして弟子入りと同時に、男断ちを命じられましたとさ(笑)

つ・づ・く

次回は弟子入り後のエピソードです。



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by jiyuu-fudou | 2017-05-12 10:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

誓願を立てた日

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弟子になった際、私は師僧からある誓いを立てさせられました。

それはこのような内容です。

・1年後に必ず稲荷社を復興する事
・そのために300万貯めること
・会社の業務を全て変更すること
・これまで築いてきたブログを全てゼロにして新しく作り直すこと
・1年間は恋愛禁止

私は弟子入りの前の年に、勤めを辞めて自営業を始めたばかりでした。
自営業をするにあたり、一年以上前からコツコツ準備をし、ようやく黒字になってきた矢先のこと。
私のほぼ唯一の営業手段がブログ(当時はアメーバブログ)で、読者数も1200人を越えるところまできていました。

それらを全て無にして、Reスタートを切れというのです。

ま、マジかよ。と思いました。

そしてそんな収入の見込がほぼなくなった状態から、行者として生活しながら1年間に300万貯める?
正直、それまで年収が200万いかないような派遣社員生活(しかも数カ月おきに契約が切れるような)でしたので、「あ。無理」と感じました。

元々私が自営業者になったのは、持病が悪化して勤め人を続けられなくなったから。
たとえ寝たきりになっても生活していけるように…という事で、発作と発作の間、救急外来に行く前と行く後…等に、文字通り血反吐を吐きながら築き上げてきたものでした。


この話を妹弟子たちにすると、みな一様に表情が暗くなり、とても深刻かつおずおずとした様子にになります。

そしてこういうのです。

『あの…私も弟子入りしたという事は、仕事をやめなくてはいけないのでしょうか。私には扶養家族が(年老いた両親がor病気の家族が)いて、勤めをやめることは出来ないんです…』
『戒名を貰ったことを家族に言い出せません。私は一体どうしたらいいのでしょうか』
『主人とは離婚しなくてはなりませんか?』

またある方は、それまで趣味や仕事のことを綴っていたブログに、戒名を貰った瞬間このような記事をアップされていました。

『突然の出家で驚かせてしまい、申し訳ありません』
…まるで、先立つ不幸をお許しください。という風情です。

おいおーい。もしもーし。
師僧から戒名をたまわった際に「仕事やめろ」とか「出家しなさい」とか、私みたいな無理な誓願を立てさせられましたか?
落ち着きましょう。

人生転落したみたいな、社会からハブにされたような悲壮感が漂い始めるので焦ります。
みな深刻に受け止めているのです。

私はレアケースなんだという話を、その都度慌てて致します。
これまで通りにご家族の方と生活してください。
離婚したいのであれば話は別ですが。
そして戒名を授かったことは、話せるようなら話せばいいし、話せないなら話さなくていいと思います。

私がなぜほかの方と違った行者コースに振り分けられたか。
それは私が優秀だからではありません。

弟子入り前に、私が荼枳尼天を勧請していたから。
ただそれだけです。

勧請したは良いものの、きちんとあまりにつたない祀り方だったために、稲荷神はそっぽを向いていたそうです。
つまりそれすらわからないレベル。

師僧は仰いました。

『あのね、稲荷さんそっぽ向いてるぞ。こんなんじゃ稲荷行者失格だ。
大体、天部の仏は簡単に祀れるような生易しいものじゃないんだ。
俺は他の人には絶対に勧めないけど、君はもう勧請しちゃってるんだから仕方ない。
覚悟を決めて、一生涯祀り切りなさい。
それで稲荷さんに誓いを立てるんだよ。
必ず一年後に立派な社を建立して、稲荷社を復興させると。
一年後の3月までに300万必ず貯めなさい。
その間は恋愛禁止。
辛く厳しい修行の一年になるけど、ここで耐え抜いたらきっと一年後に君は幸せになる。
稲荷さんの事も君の事も大切にしてくれる、素晴らしい男性と出会える。
信じて頑張りなさい』


建立ってことは…外置きタイプの社ですよね?
実家の庭にはそんなものをおっ建てるようなスペースはありません。

まるで現実感がないままに、どんどん誓願内容は具体的に数字を伴って仕上がってきてしまいました。

む、無理だ…。

と思ったのですが、既に勤めを辞めて自営業者として歩き始めていた私は引っ込みがつきません。
しかもその仕事の内容も全て手放し、師僧が許可した仕事しかできないのです。
師僧に逆らうことは生活の手段を全て失うということに他なりません。

退路はありません。

そうして私は覚悟を決めました。


…が先日私は聞きました。

師僧は私が早々にリタイアして逃走すると思っていたそうです。

『君の為には全力で力になる。君の後ろ盾になる。君のすることはご本尊様がお味方下さるから信じて貫きなさい』

そう仰っていたのは、本心だったのですよね?
信じた私はバカだったんでしょうか。

梯子を外された感のある私ですが、それもこれも誓願を前倒しで果たした後だからこそ聞けた真実?だったのかもしれません。



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by jiyuu-fudou | 2017-05-05 21:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

報われることは何もないが、辛く厳しい修行です

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弟子になってすぐ、私がこの先どういった「道具」として育てられていくのかの一端を師僧から教えて頂きました。

諸先輩方へ「密教の修行をすることになりました」と言った後、こんな歓迎の言葉を頂きました。

「ご愁傷さまです(これは我々の業界で、ステージが一段上がる時に掛けるエール?です)」

「あなたはしっかりしているからきっと大丈夫でしょう」

「女性としての幸せをあなたには諦めてほしくないから、自分はこの道をいくことを勧められません」

私は30代の終わり頃から生理が止まりがちになり、40を迎えてからは…です。
密教に関することを書いていらっしゃる方のブログを読み漁りましたが、そのなかにこんな一節がありました。


『本来巫女とは、初潮を迎える前の童女か、生理の上がった老女しかなることが出来ない』と。

師僧に「自分はもう生理がありません」とお伝えしたあと、師匠は「うむ、巫女というのは…。また機会をみて君にはいろいろと話そう』と仰っていました。

もしかしたら、このことかもしれません。

私の場合、最初に塾生になり教えを頂きたいと志願した際『君には古神道の素養があるから許可します』と言われたのです。
私が進むべき道も、当然そこに由来しています。

この世界、いくら生身の人間が「自分はこういう事をしたいです」と言ってみても、ご本尊様がお許しにならなければ出来ないのです。

私の場合、奇跡的に自分がやりたくてこれまで手探りで修行の道を模索してきたことと、志と、そしてご本尊さまのご意思が合致したにすぎません。
なぜなら人間は(というと語弊があるので訂正しますと、密教僧は)神仏の道具に過ぎないので、我が我が。という意思は無駄にこそなれ、一切必要ないからです。

私がこの先することになる修行について、師僧は厳かにおっしゃいました(LINEでの文面ですが)

君にはこれから、○○の修行をさせます。
辛く厳しい修行ですが、慈有が耐えられない修行はご本尊様は与えません。
これから本当の修練を積み重ね、道具となりなさい。
報われることは何もないが、観応するとき分ります。
それが本当の軸を持つことなのです。


辛く厳しいと思うのは生身の私であって、ご本尊さまではないので頑張ります。
報われないと思うのは生身の私であって、ご本尊さまに報いることが出来るのならばそれは価値があることだと信じます。
私が残りの人生を掛けたのは、そんな世界だと思っております。

というような返事を一年前の私はしました。
実はよくわかっていなかったのです💦

そして1年後。
私は当然、〇〇の修行。をそろそろ始めるものだと思い、師僧に尋ねました。
『そういえば、一年前に〇〇の修行をさせると仰っていましたよね?あれはどうなったのでしょうか 』
そろそろ情報解禁では???

師僧『あれは俺のところに一定期間住み込まないと無理だ。お前は結婚するんじゃないか。ヨメがそんなに長く家を空けられるわけがないだろう。お前は旦那や舅に仕える身だぞ。やりたきゃやればいいけど、細切れにしか教えてやれん。俺も他にやることがあるんだ』


ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!


それからしばらく私はうつ状態に入りました。

つ・づ・く


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by jiyuu-fudou | 2017-05-04 20:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

師弟の契り

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今日は弟子入りの馴れ初め?について話したいと思います。

密教塾の塾生になってすぐのことです。
晩御飯の後、炬燵で寛いでいると、突然どこからともなく香ばしい何かが焼けた匂いが漂ってきました。

私は、調理が終わったら鍋だろうがフライパンだろうが薬缶だろうが、必ずコンロから下ろし、温かいうちに濡れ布巾でコンロ周りを掃除する習慣があります。
食事が終わってからとか、ひと休憩してから…と思うと、段々面倒臭くだるくなってくるし、冷えると汚れがこびりつくからです。

ですから、最初は「あれ?今日は何か火にかけていたかな。それとも野菜くずか何かが焦げたのかな」と思いました。
しかし、掃除済みの冷えたコンロが灯りを落とした台所に見えるだけ。

ではこれは何の匂い?
線香の匂いなのか?
違いました。

友人が吸っているたばこの灰がこぼれたのか?
違いました。

その匂いは、澄んだ炎の中に殻の硬い植物を投じた香ばしさなのです。
ややあって、私は閃きました。

これは護摩の供物の匂いだ!!

匂いの正体がわかると少し安心して、満腹感から横になってうとうとし始めました。
すると、今度はどこからともなく低い男性の声で読経が聞こえるのです。
なんのお経はわかりませんが、安定した一定のリズムで聞きほれるような耳に残るお経です。

窓を開けて暗いベランダに出てみましたが、当然匂いもなければ音もしません。
私の耳だけがお経を拾っているのです。

はて。ちょっと困惑しました。
自分だけ聞こえているとなると、これは「幻聴」というのではないでしょうか。

気持ちを落ち着けようとテレビの前に座りました。
リモコンに手を伸ばして、何の気なしに消えているテレビ画面の方に視線をやると…。
そこには赤い光の玉と青い光の玉が浮いてしました。

…ダメだ。私は一体どうなってしまったんだろう。
おかしい。

テレビは諦めて、少しの間仰向けに寝てみることにしました。
自分に起きていることがさっぱり理解できなかったのです。


自分がこの短い時間の中で感じ取ったことをひとつずつ冷静に心の中で組み立ててみました。
その結果、「赤不動明王院ではいまこの時間、何らかの護摩祈祷をしている。私はそれを遠く離れた島根にいながら、リアルタイムで感じ取っている」という結論に達しました。

青い光の玉と赤い光の玉は、永作先生の眷属?それともご本尊様の二人のご眷属か。
いずれにしろ、赤不動明王院からやってきて、私を観察している存在なのだと思いました。

翌日。
先生にメールでその話をしていたところ、いきなり剛速球が投げ込まれました。

「本気で私の弟子になりませんか」

私も間髪入れず返信しました。

「弟子になります」

この間、やり取りに5分も掛かりませんでした。

追ってすぐに返信がありました。

タイトル「承知」
本文「戒名を考えます」

そこから先はもう怒涛の日々の始まりはじまり…。



つい先月。
私は入門時に見聞きしたものの正体について、改めて先生に聞きました。

私が護摩の匂いを感じ、読経を聴き、赤と青の光の玉を見た日。
先生は護摩を焚いていらしたそうです。
そして、赤と青の光も私の元へ行っていたと。

部屋の中で、時々急に白檀の塗香の匂いがする時がありました。
そのとき、先生は何度か私の処に来ていたそうです。

また、私が喘息発作で苦しんでいたとき、部屋の中を青い人?のようなものが横切るのも見かけました。
あれは青面金剛さまではないかと思っていたのですが、それも尋ねると、その通りでした。

幻覚幻聴の類と片付けようとしていたのですが、悉く感じていたものは合っていたようです。

『君はこちらの世界に来る人間だったね』と、ようやく一年の修行が済んでから、種明かしされました。
それもこれも、入門当時に話して、私が先生の忌み嫌う「不思議ちゃん」になってはいけないから…だったそうです。





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by jiyuu-fudou | 2017-04-29 20:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

オーディションの付き添い気分だったのに…

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今日から少しずつ、弟子入りからの日々を綴っていくことに致します。
以前、コンテンツを作って綴っていたのですが、思い切って消してしまいました…(;'∀')
まさか師僧から加行として与えられるとは思わず、「ガーン」ですが、心を新たに書いてみようと思います。

2015年11月。

私はある言葉を検索していて、永作先生のブログに出会いました。
そして記事の下にある言葉に、深く惹かれました。

「密教塾 塾生募集」
老若男女問わず、誰でも入塾可能とあります。
そんなことがあり得るのでしょうか?

しかし私は勇気を出して連絡することにしました。
なぜなら、私には霊媒体質で霊に関わる仕事をしている友人がいたからです。
霊能力を元に人助けを無償でしていた友人でしたが、時々話を聞いていると「誰かの指導を受けずに自力でそんなことをしていたら、命がいくつあっても足りないだろう」と感じざるを得ませんでした。

誰かきちんとした指導者の下で訓練を積み、アクシデントや自分の能力・限界を超えた案件については自分の現状を受け入れるようにしなければ危険。

その為に信頼できる師匠を探して紹介したい。

その一念でした。

私がその信頼できる師匠となるべき人と、友人の橋渡しをしたい。

そう思って、永作先生にメールを送りました。

この状況は、友達や男兄弟、従弟などの写真をアイドル事務所に送り付けるミーハーな女性と同じ感覚です。
そしてそのオーデイションに付き添う心理と酷似していたと思います。

…続く…

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by jiyuu-fudou | 2017-04-28 21:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

燃え尽き症候群×マリッジブルー=真っ白な灰

愛染明王さまは、宝瓶の上の赤い蓮華に座していらっしゃいます。
赤い蓮華は敬愛を示します。

という訳で、ピンクの蓮華キャンドルは愛染明王さまブレンドを入れて作って頂いております。

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今年の春、無事に誓願を果たしました。
そしてそのご褒美?として、結婚相手にも出会いました。

交際ゼロ日にしてプロポーズ。
そしてその一週間後にはご両親に挨拶へ行き…巻き過ぎたのか、その1週間後には「この結婚はなかったことに…」という話が出るという。
何だかんだでそれは取りやめになりましたが、ずっと全力疾走してきた為に、私は気がついたら体調最悪で精神的にも擦り切れてしまいました…。

最低限やることだけ何とかやっていましたが、「一年前の私はもっと頑張れていたはず」「こんなに頭悪くなかったはず」と自分に失望することばかり。

彼に「いま感じている頭のモヤが、またいつか晴れる日が来るかなぁ」「もう一度、何かをしてみようと思える日が本当に来るのかな」
「体に力が入らない。どうしたらいいんだろう」「悲しい気持ちに打ちのめされる」「呼吸が苦しい」「生きてるのが辛い」
「出会えてよかったです。今までありがとうございました」等と言い、慌てさせました。

「危険だ…。落ち着いて」
「おーい。過去形ダメです。これからですよ」
「一緒に頑張りましよう」
「頭が回らない時には、脳が疲れているんです。ゆっくり休みましょう」
「~っていうドラマ面白いですよ。良かったら気分転換に見てみませんか」

と、先生が聞いたら「あいつ慈優を甘やかしやがって…。二人纏めていっぺんぶん殴ったる」と言われそうな情けない会話をしていました。

で、ついに鉄拳制裁が私へ下されました。
実際に暴力は振るわれていませんよ(笑)

『おい、今のお前は自分で努力していると言えるか?あまりに牛歩じゃねぇか?よく俯瞰してみろ。お前には時間がないんだ。』

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

この一年、私は「女だから」とか「これだから女は…」と言われるのが何よりも嫌で、絶対にそんなことは言わせねぇぞ。
という思いでやってきました。
超反抗的だし、言われたら言い返すし(他人が聞いていたら、その人の心臓がキュッと縮まるような会話です)、とにかく可愛くない弟子の筆頭だと思います。

ですから、その私の想いを汲んで、「お前のことは女だとは思わねぇ」と先生も仰ったのです。
そしてまた、彼との男同士の会話の中では「アレ(可憐な行者であるところの慈優)には、並の漢よりキツイことを言ってきた」と話していたとか。


糸が切れて空気が抜けた私に、一日中屋外で働いて疲れて帰ってきた彼は、仮眠を取り、仕事をし…。
寝るまでの間、私の機嫌を取り続ける日々です。

何とか自分を俯瞰?して見えてきたこと。
それは第一次の目標をクリアして、次の目標が見つからなくて(向かっていく方向は決まっていますが)、途方に暮れた。
気持ちが萎縮していて、物が考えられなくなった。

という事でした。
それが燃え尽き症候群の理由。

私が一人だったときに、先生との間で出ていた「一年後の修行のゴール」は、結婚により白紙になりました。
それについて、今の私が悔しいとか失敗したとかは一切思いません。
損をしたとかもなしです。

そこまで私はゴリゴリに自己実現欲求が高くないのか。
キャリア志向(っていうのかな、行者の場合も)とは違うのかも。

しかし、だからといって「いい奥さん」とか「可愛いヨメ」になれるかと言ったら、それも前倒しで謝罪するくらい自信はありません。
ましてや子供が産めるわけでもないし、千日行の最中…。

一人の時に立てていた計画が白紙になった代わり、二人でやっていく設計図を引き直す時期が来ていて、私が立てるべき目標も「二人の人生」に沿った形にすることで、モヤモヤも解消されると考えました。

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画像お借りしました。
ドラマ「逃げるは恥だが、役に立つ」より、『ふたりで決めました』のポーズ。

先生は、男にしかできない修行があれば、女にしかできない修行がある。と仰ったのですが、その言葉が私を怠惰の海から引き揚げて下さいました。

私が重たい身体を起こしたのとほぼ同時期に、新しい加行が与えられました。

近々、それを始めることにします。
今日はその予告編という事で…。

まぁ。なんと前置きの長い私(笑)







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by jiyuu-fudou | 2017-04-24 20:00 | 弟子が荼枳尼天を背負ってやってきた

金剛山赤不動明王院 後藤慈優~2015.3.03真澄心理開発研究所を立ち上げました。


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